大冠高校は大阪府の北部、高槻市に位置し、部活動や学校行事がとてもさかんな学校です。創部以来、吹奏楽部は地域とつながるさまざまな活動を大切にしていますが、今はコロナの影響で思うようには活動できない状況が続いています。そのような中、たくさんのOBOGが現役高校生の応援をしてくれて、「あんな風な大人になりたい」と思っている高校生が少なからずいるのが、大冠高校吹奏楽部の魅力の一つではないかと思います。
今年の夏の吹奏楽コンクールでは、久しぶりに地区の代表として大阪府大会に出場することができました。現役高校生は「世代を越えてOBOGの先輩からたくさんのエールをもらい頑張る力につながった」と口々に言っていました。思いをかけてもらったことへの感謝の気持ちを忘れずに、今度は自分がそういう存在になれるよう、吹奏楽を通して成長していくことが、クラブの目標です。
今年は、体育祭でのマーチングショー、夏の吹奏楽コンクール、文化祭、冬の市内三校による合同演奏会「アニマートコンサート」、春の定期演奏会「マッシュルームコンサート」を軸に活動を行っています。「コロナ禍だからやれない」ではなく、「コロナ禍だからこそ、一つ一つの本番を大切にして、聴いてくださる方に感謝の気持ちを伝えたい」と部員みんなで心を合わせ練習に励んでいます。来年3月の定期演奏会は、34期生3年生の現役最後のステージとなります。皆さまのご来場を心よりお待ちしています。